書籍詳細

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画像でみる人体解剖アトラス 原著第4版

監訳=福田国彦(東京慈恵会医科大学放射線医学講座教授)

A4判

264頁

ISBN978-4-86034-302-6

2013年12月発行

立ち読み

日々の研究や臨床に役立つよう配慮した画像解剖学テキストの決定版

待望の全面改訂!

日常の研究や臨床に役立つよう配慮された画像解剖学テキスト・アトラスとして世界的に著名な“Imaging Atlas of Human Anatomy”の日本語版。870点を超える画像を収載し、図毎に和名、欧文名が併記されている。MRI、CT、超音波検査など人体を画像化する技術の進歩により、臨床家にとって画像解剖学・画像診断学の重要性が増しているなか、本版では腹部・骨盤部の断層撮像による画像解剖の章、非断層撮像による画像解剖の章、核医学の章が追加され、より充実した内容になった。解剖学の基礎を学べるだけでなく、卒業後の臨床画像読影のガイドブックとしても有用だろう。サイズがA4になってさらに見やすくなった。チュートリアルCD(英語版)付き。

 

目次

監訳者序文

序文 ―第4版刊行にあたって―

序文 ―初版刊行にあたって―

謝辞

献辞

序章

1 頭部,頸部,脳

2 脊椎と脊髄

3 上肢

4 胸郭

5 腹部・骨盤 ― 断面図 ―

6 腹部と骨盤 ― 非断面図 ―

7 下肢

8 核医学

索引 

 

監訳者序文

 画像診断は1895年にレントゲン博士がX線を発見したことに始まる。解剖の勉強をするには,実際に人体解剖を行うか解剖図譜をみるしか手立てがなかったのであるが,X線によって初めて実際の人体の中を覗くことができるようになった。当初は骨に始まり,自然の造影剤である空気が存在する肺,さらには造影剤を使用することで血管や臓器にまで観察の対象が広がった。CT,MRI,超音波検査,核医学検査などの画像診断装置の進歩と3D画像再構成などのIT技術の進歩により,X線発見から約 1 世紀を経て,われわれは実際の解剖を行わずに“仮想解剖”が行えるようになった。

 本書は,医学生,診療放射線技師,臨床検査技師,看護師,柔道整復師などの医療関係の学生と画像に関わる医療従事者のための画像解剖のテキストである。7 つの解剖領域(頭部・頸部・脳,脊椎と脊髄,上肢,胸郭,腹部と骨盤―断面図―,腹部と骨盤―非断面図―,下肢)と核医学画像を加えた 8 つの章から構成されている。詳細な全身の画像解剖が網羅されているため講義,自己学習および診療における参照図譜として使える。

 各論に先立ち,序章では現在の主な画像検査であるMRI,超音波検査,核医学検査,血管造影検査・インターベンショナルラジオロジー,CTについて,画像の成り立ち,検査の内容,検査で分かることなどが要領よく紹介されている。初心者や専門外の読者が現在の画像診断の概要を理解するのに役立つ。

 執筆者の第 4 版序文にもあるように,今回の改訂にあたりプリント版を補足するかたちでPowerPointを用いたチュートリアルが用意されCD-ROMに収められている(原著版ではウェブサイトへのアクセスで閲覧可能)。チュートリアルを通して解剖と病理学的所見との関係を理解する手助けになるという。現在,日本の医学教育はグローバルな医学教育認証に基づき,継続的なカリキュラム改善が求められている。その中で,自己主導型学習はキーワードである。本書が読者のためにチュートリアルを用意したことはまさに時機を得た企画といえる。

東京慈恵会医科大学放射線医学講座 

福田 国彦

2013年11月