書籍

書籍詳細

立ち読み

分子細胞免疫学

著=Abul K. Abbas/Andrew H. Lichtman/監訳=松島綱治(東京大学大学院医学系研究科分子予防医学教授)/山田幸宏(昭和伊南総合病院 副院長・健診センター長)

A4変型

624頁

原著第5版

ISBN978-4-86034-871-7

2008年07月発行

書籍 定価10,290(本体9,800円+税) 数量
購入する

これぞ免疫学テキストの決定版!"アバスの免疫学テキスト"待望の日本語版!!

"アバスの免疫学テキスト"として,ハーバード大学,コロンビア大学,マサチューセッツ工科大学,ボストン大学,マサチューセッツ総合病院附属医学校,マウントサイナイ医科大学,南カリフォルニア大学など数多くの名門校で採用され,版を重ねている免疫学教科書の決定版。『基礎免疫学』(2007年12月弊社刊)の親本にあたり,すべての重要な現象をカラーイラストでわかりやすく説明するなど,免疫系の概念の理解と免疫学原理のヒト疾患への応用を,詳細かつ丁寧に解説している。


序文

本書第5版は,免疫学における新たな発見と,絶え間なく広がってきた知見を取り入れて,大幅に修正されている。免疫学の領域で新しいパラダイムが次々に樹立され,複雑な分子系の分析から統一原理が登場してくることは注目に値する。第4版刊行以後に理解が進んだ分野としては,たとえばToll様レセプターの自然免疫とその役割,リンパ組織の機能的構造を維持するためのケモカインおよびケモカインレセプターの役割,免疫細胞シグナル伝達経路におけるアダプタープロテインとキナーゼ経路の機能,NK細胞によるリガンド認識の基礎などがある。われわれ著者は,新しい情報を加えるに際し,重要な原理を強調しつつ,頁数をあまり増やさないよう努めた。また,本書全体を見直し,必要に応じて記述を改め,より明快,正確かつ完全なものとなることを期した。
より読みやすくするため,旧版に引き続いて表記上の改善を加えた。重要な箇所には太字を用い,また,本文と区別できるよう,実験結果の提示には丸印を付して箇条書きとした。実験的な方法,疾患,ある種の分子的・生物学的過程に関する詳しい情報にはボックス(囲み記事)を用いて,そのうちいくつかを今回書き下ろした。さらに,図解を単純にすることでいっそうわかりやすくし,表も読みやすく改めた。


監訳者序文

今回の訳本の原著であるCellular and Molecular Immunology 5th Updated Edition『分子細胞免疫学 第5版』の初版は,ハーバード大学のAbbas AKとLichtman AHにより,1991年にハーバード大学医学部の学生とMIT[マサチューセッツ工科大学]の1年生の学生の講義のための教科書として発行されました。初版から続いているこの教科書の主要な目標は,免疫系の概念の理解と免疫学の原理のヒト疾患への応用です。その後,この教科書は改訂版が出版されるごとに内容が充実し,頁数も増えていきました。そのため,講義用の教科書としては,『分子細胞免疫学』をもとに,2001年に姉妹本としてBasic Immunology : Functions and Disorders of the Immune System『基礎免疫学:免疫システムの機能とその異常(邦訳2007年12月弊社刊)』が出版されました。
本書『分子細胞免疫学』の特徴は,すべての重要な現象を極めてわかりやすいカラーイラストで説明している点です。このカラーイラストは,本書の姉妹本の『基礎免疫学』でも一部は共通に用いられており,こちらの教科書を読む場合にも好都合です。
本書は医学部,歯学部,薬学部などの学生ばかりでなく,生物学,細胞工学を専攻する農学部,獣医学部,理学部,工学部などの学生も読者対象としています。また社会人として臨床現場であるいは製薬会社,研究所などで働いている方でも利用していただけます。


 

目 次

第Ⅰ部 免疫学入門

第1章 免疫応答の一般的な特性
第2章 免疫系の細胞と組織

第Ⅱ部 抗原の認識

第3章 抗体と抗原
第4章 主要組織適合遺伝子複合体
第5章 Tリンパ球に対する抗原プロセシングと提示
第6章 Tリンパ球の抗原レセプターとアクセサリー分子

第Ⅲ部 リンパ球の成熟,活性化,制御

第7章 リンパ球の成熟と抗原レセプター遺伝子の発現
第8章 Tリンパ球の活性化
第9章 B細胞活性化と抗体産生
第10章 免疫トレランス

第Ⅳ部 免疫応答のエフェクター機構

第11章 サイトカイン
第12章 自然免疫
第13章 細胞性免疫のエフェクター機構
第14章 液性免疫のエフェクター機構
第15章 微生物に対する免疫

第Ⅴ部 疾病における免疫系

第16章 移植免疫
第17章 腫瘍免疫
第18章 免疫応答によって引き起こされる疾患:過敏症と自己免疫
第19章 即時型過敏症
第20章 先天性および後天性免疫不全症

付録Ⅰ 語彙(用語)解説
付録Ⅱ CD分子の主な特徴
付録Ⅲ 免疫学でよく使用される実験テクニック

ご注意ください!

エルゼビアの名前を使った詐欺メールが研究者のみなさまに送られるという問題が再発しています。メールはgmailやhotmailなどのフリーメールのアドレスから"Manuscript Submission", “Call for Papers”, “European-Elsevier Scholarships” という件名で送られており、論文を投稿すると、受理の連絡とともに、“handling fees”という件名で手数料を振り込むようにという指示が届くというものです。
問い合わせ先などの情報は
Tel: 03-5561-5032 E-mail:support@elsevier.com
弊社本社ホームページでの告知はこちら