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ロビンス&コトラン 病理学アトラス

著=Edward C. Klatt/監訳=鷹橋浩幸(東京慈恵会医科大学病理学講座講師)/羽野 寛(東京慈恵会医科大学病理学講座教授)/白石泰三(三重大学大学院医学研究科腫瘍病態解明学講座教授)/福田国彦(東京慈恵会医科大学放射線医学講座教授)

A4判

544頁

ISBN978-4-86034-740-6

2009年05月発行

書籍 定価11,550(本体11,000円+税) 数量
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本書は,世界中で最も有名で,また広く使用されている病理学の教科書,Robbins Pathologic Basis of Diseasesシリーズ中の1冊として刊行されたカラーアトラスで,構成はRobbinsテキストの病理学各 論に対応し,各章には必ず正常の肉眼像と組織像が掲載されている。本書で使われている写真はどれも,その疾患の最も重要な所見を最も適切な倍率で撮影した 決定版とも言えるもので,必要に応じてX線やCTなどの画像も掲載されており,それぞれの写真には,疾患自体のポイントを巧みに押さえた簡潔な説明文が添えられている。医学部学生・病理学の初学者には必携の書であり,コメディカルや細胞検査師,病理学教育者や病理医にも役立つ良書である。


「原著者序文」


本書は,ロビンス教科書シリーズにおけるアトラスの第1版である。本書は名著Robbins and Cotran Pathologic Basis of Diseaseの第7版,Unit Ⅱ:Diseases of Organ Systems にほぼ沿った章構成となっている。また,Pathologic Basis of DiseasesおよびBasic Pathologyの両教科書を補完すべく,さらに多くの疾患経過の図例を掲載している。現在の学生の多くは“ビジュアル”学習者であり,ビジュアルな教材を容易に活用できよう。ロビンスシリーズの他巻に掲載される画像と同様に,本書に掲載される肉眼像,顕微鏡像,放射線画像は,お互いに補強し合うよう構成されている。さらに,復習や学生の指導のために,正常な器官・組織の画像も掲載している。
各画像には,学ぶべき要点を示す簡単な説明を添えた。さらに深く学ぶ際には,ロビンスの教科書シリーズを参照されたい。タイトルと説明文を読みながら各画像を丹念にみていくと,学生たちは新たな発見へと誘われる。各画像の説明文は簡潔ではあるが,全体でみればかなりの読書量となる。説明文の多くには臨床歴や診察,臨床検査から得られる所見との関連性を示している。本著者は,基礎科学,臨床および行動科学の各要素を学習教材に取り入れる医学教育の統合的アプローチを追及しており,医療を学ぶ人々の知識を開花させ,医療を必要とする人々に恩恵をもたらすことを目的としている。

Edward C. Klatt, MD

「監訳者序文」


本書は世界中で最も有名,最も広く使用されているであろう病理学の教科書,Robbins Pathologic Basis of Diseasesのカラーアトラスの日本語版である。原著者序文にあるとおり,Robbinsの教科書のUnit Ⅱ:Diseases of Organ Systems,日本流に言えば病理学各論の部分に対応する体裁をとっている。Robbinsの教科書自体は疾患の概念,疫学的,臨床的事項,病態生理,形態学的事項,分子生物学的事項などの説明が主であり,病理肉眼像や組織像の枚数は限られている。それを補完するのが本書である。病理学各論とそれにまつわる放射線・内視鏡写真を網羅した全1,475画像はまさに“現代病理絵巻”である。
今回の日本語版の編集に際しては,病理画像に関しては各臓器分野を専門とする病理専門医の方々,放射線画像,内視鏡画像についてはそれぞれの科の専門医の方々に翻訳をお願いした。各翻訳者にまずお願いしたことは,単なる日本語訳ではなく,専門家の眼で写真をご覧いただき,英文の意味するところを自然な日本語でご解説いただきたい,ということである。監訳の段階でもこの点を最も重視した。その結果,わかりやすい図とともに,わかりやすい日本語の解説が実現できたであろうと監訳者一同自負しているところである。また日本における状況や,英語版が出版されて以降のup-to-dateな知識は翻訳者の訳注の形で挿入sれており,こちらも是非とも参考にしていただきたい。
各章には必ず正常の肉眼像と組織像が掲載されている。学生諸君の一部は病理学実習時にはすでに正常構造をよく覚えていない,ということが見受けられるが,このアトラスがあればそのような場合にも瞬時に対応できる。肉眼写真,組織写真は,基本的には1疾患で写真1枚である。その疾患の最も重要な所見を最も適切な倍率で撮影した写真で構成されている。解説は写真の説明に終始せず,必要に応じて周辺知識が含まれている。またX線,CTなどの放射線画像がふんだんに用意されており,総合的学習にも十分対応できるものである。
医学部学生諸君,病理学の初学者においては,本書を十二分に活用していただきたい。また診断病理医,放射線科医,内視鏡科医をはじめとする臨床医,細胞検査士,病理学教育者の方々のお役にたてることを信じている。
本書を利用して,より多くの方が病理学に興味を持ち,病理の楽しさ,美しさを“目から体感”していただければこの上ない幸せである。

監訳者を代表して
鷹橋浩幸


目次

第1章 血管
第2章 心臓
第3章 赤血球の障害
第4章 血液疾患
第5章 肺
第6章 頭頸部
第7章 胃・腸管
第8章 肝臓・胆道
第9章 膵
第10章 腎
第11章 下部尿路
第12章 男性生殖器
第13章 女性生殖器
第14章 乳腺
第15章 内分泌系
第16章 皮膚
第17章 骨・関節・軟部腫瘍
第18章 末梢神経・筋
第19章 中枢神経
第20章 眼

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